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最新【中国インターネット発展状況統計レポート】解説

皆さんこんにちは、JGM取締役のヤンです。
日本企業の皆様が気になっている「中国の近況がわからない、情報が少ない」といった疑問を解消するため、
弊社はこれから中国マーケティングにまつわる情報をブログ形式で発信していきます。
ぜひ拡散のほど、よろしくお願いいたします。

 さて、本日私からシェアしたい内容は、中国政府機関CNNIC(China Internet Network Information Center)
毎年出している「中国インターネット発展状況統計レポート」の解説です。
 

 こちらのレポートは、業界人なら必ずチェックしていると言っても過言ではない重要なレポートで、最新版が2020年の4月に公開されました。


【第1章:インターネットインフラ状況】【第2章:インターネットユーザーと構成】【第3章:インターネット利用状況】 【第4章:行政のインターネット利用状況】【第5章:産業と技術の発展状況】【第6章:インターネットセキュリティ状況】で構成されており、合計147ページのレポートになっています。

今回はまず【第1章:インターネットインフラ状況】について解説していきます。
そして、残りの章はまた次回以降にお届けします。

 インターネットのインフラと言えば、ウェブサイトのドメインが欠かせません。
2019年12月時点の中国ドメイン数は5,094万個、一位は「.cn」で44%、二位は「.com」の29.3%となっています。
詳細は下記の内訳をご覧ください。

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*表2分类域名数(ドメインシェアの内訳)
*其他(その他)*合计(合計)

 その中で、中国で登録されたドメインを使ったウェブサイト数は497万個です。
2018年と比べ、5.1%の減少にあり、2017年のピーク時からは、2年連続で減少の傾向にあります。
原因としては、SNSやWeChatミニプログラム*で直接情報発信できる選択肢が増え、
昔のように「まずはウェブサイトを作ってみよう」ということが少なくなったからです。

※ミニプログラムとは、中国最大級のメッセージアプリWeChatの中にあるサブアプリケーションです。EC店舗、タクシー予約、メニューの注文や決済などの様々なAPPが登録されています。(他のAPPにとばずとも、WeChat内で、そのAPPのコンテンツが開けるのです。)

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*网站数量(ウェブサイト数の推移)
*单位:万个(単位:万個)

 しかし、ウェブサイト数の減少と相反してウェブのページ数は増加の傾向にあります。2018年と比べ5.8%の成長で、2,978億ページ数にまでのぼりました。

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*网页数量(ウェブのページ数推移)
*单位亿个(単位:億個)

 ではデータ通信量はどうでしょう?
 動画コンテンツとIoTの発展に伴い、データ通信量の伸び率も著しいものがあります。
2018年の1.7倍の成長で、約1,220億GBと急増しています。

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*移动互联网接入流量(データ通信量の推移)
*单位:亿GB(単位:億GB)

 

 続いては、APPの状況を見ていきましょう。

 APPの数は2018年と比べて85万個の減少で367万個となり、減少率は18.8%です。
こちらの原因としては、ウェブサイトと同様に大手プラットフォームのミニプログラムを活用する方向にあることと、APPの維持費やユーザー獲得単価の高騰が原因となり、ビジネスモデルの変更が生じています。

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*App在架数量(APP数)
*单位:万数(単位:万個)

 

 最後に、インターネット接続環境についてです。

 デバイスの内訳ですが、モバイル経由のインターネット利用率は99.3%です。
 近年ではスマートTVの普及により、TV経由のインターネット利用率は32%と上昇傾向にあります。そして、中国の特色でもある「PCを持っていない人」は年々増加しており、デスクトップとノートPCの利用率はどちらも減少しています。

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*互联网路接入设备使用情况(インターネットに接続しているデバイスの変化)
*台式电脑(デスクトップ)*笔记本电脑(ノートパソコン)*手机(携帯)*电视(テレビ)*平板电脑(タブレット)

 インターネットに接続する機会が増えるにつれ、ネットユーザーの利用時間も増えています。
 一人当たりの平均は週30.8時間です。

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*网民人均每周上网时长(毎週1人あたりのインターネット接続時間)

*单位:小时(単位:時間)

 では、インターネットに接続中、どのようなサービスを使っているか、次の図で説明しています。

 一番はやはり即時通信類(メッセンジャー)14.8%で、次に、ドラマ映画が13.9%、ショート動画(Tik Tokのようなサービス)が11%です。

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*各类应用使用时占长(各種カテゴリー使用時間比)

右上から時計回り*即时通信(メッセンジャー)*网络视频(ドラマ映画)*短视频(ショート動画)*网络音频(オーディオ)*网络音乐(ミュージック)*网络文学(書物)*社交(コミュニケーション)*网络新闻(ニュース)*网络游戏(ゲーム)*网络直播(ライブ配信)*其他(その他)

 以上、中国インターネットインフラ状況を一部抜粋したご紹介でした。

「ネット人口・利用時間はまだまだ増加」、「デバイスは完全にスマートフォン・ファースト」、「アプリの衰退と"ミニプログラム"の台頭」、「IoTの進化」がポイントです。

 次回は、また別の章を解説していきたいと思います。

JGMは中国向けのコンサルティング事業を展開しております。

中国事情を日々勉強しておりますので、ビジネスにまつわる相談など、お気軽にお問合せください。

今回のレポートは以下の資料から抜粋しております。

詳細をみたい方はぜひアクセスしてみてください。http://www.cnnic.net.cn/hlwfzyj/hlwxzbg/hlwtjbg/202004/P020200428596599037028.pdf

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